歩りえこはどんな人?旅ドル時代のプロフィールと経歴

しかもただ旅していただけでなく、グラビアアイドルとしても活動しながら世界を回っていたという異色の経歴の持ち主。いわば“旅ドル(旅するアイドル)”という新ジャンルを確立した人物といえるでしょう。
世界94カ国を旅した“旅ドル”とは?
歩りえこさんの旅は、観光地巡りや写真映えスポットを狙ったものとは一味違います。
行き先は中東やアフリカなど、一般的には“旅慣れた人向け”とされる地域も含まれており、行動力と好奇心の塊のような旅スタイルが印象的です。
その旅の記録はブログや著書『ブラを捨て旅に出よう』にまとめられ、多くの読者から支持を集めました。
本のタイトルにインパクトがありすぎて、思わず二度見してしまう人もいたかもしれませんが、内容は驚きと学びに満ちた、かなりの読みごたえがあります。
40代のシステムエンジニアとして日々デスクワークに追われている筆者としては、歩りえこさんのように自由気ままに世界を飛び回る姿に、ちょっとした憧れすら感じます。
作家・グラビアモデル・ママ…多彩な顔をもつ歩りえこの現在
歩りえこさんの肩書きは実に多彩です。
グラビアモデルとして写真集をリリースしつつ、旅作家としても出版活動を展開。
さらに近年では2児の母としての顔も持ち、シングルマザーとして子育てに奮闘中です。
この“旅ドル→母”という進化、なかなか真似できるものではありません。
特に面白いのは、どの肩書きも中途半端ではなく、ガチでやりきっているところ。
旅も、出版も、子育ても、本気。中でもInstagramでの発信力は高く、飾らない言葉が多くのフォロワーの共感を呼んでいます。
歩りえこの家族構成|結婚・出産・離婚、そしてシングルマザーへ
歩りえこさんは2014年、3歳年下の台湾人男性と結婚しました。
当時は旅先で出会ったご縁から恋愛に発展し、国際結婚という形でゴールイン。
その後、2015年に長女を、2016年には長男を出産。
年子の育児というだけでも相当ハードなのに、同時にタレントや作家としての活動も並行して行っていました。
台湾人の夫との結婚と、2人の子供の誕生
結婚当初は理想的な国際カップルとして注目されていた歩りえこさん夫婦ですが、実際にはその舞台裏には大きな苦悩がありました。
彼女のブログやインタビューによれば、産後の生活は予想以上に厳しく、心身ともに疲弊していたとのこと。
夫は子育てや家事にあまり協力的ではなく、浮気疑惑やモラハラ的な言動もあったそうです。
エンジニア界隈でも「家庭のバグ修正が仕事以上に難しい」と冗談まじりに語られることがありますが、これは冗談抜きの話。
歩りえこさんの体験は、“イクメン幻想”が砕けた典型例かもしれません。
壮絶な離婚理由とは?DV・浮気・子育てと葛藤の日々
決定的だったのは、歩りえこさんがブログで明かした離婚理由。
なんと、夫からのDVや浮気、さらに出産直後にも性的な強要を受けていたといいます。
それを知ったときは正直、画面越しに「えっ…?」と声が漏れました。
旅を愛し、前向きに生きる姿が印象的だっただけに、そのギャップに衝撃を受けた人も多いはずです。
自分のようなIT業界の人間でも、いくらコードが複雑でも、家庭問題のデバッグほど難解なものはないと感じます。
「勇気を持って離婚を選んだ」と語る歩りえこさんの姿勢は、むしろ生き方としてすごく誠実だと思えました。
子供たちとの現在の暮らしと心のつながり
現在は2人の子供と3人で暮らしており、歩りえこさんはシングルマザーとして仕事と育児を両立中です。
小学生になった子供たちとの日々は、ブログやSNSでもたびたび登場しており、その様子からは温かい家庭の雰囲気が伝わってきます。
長女から「パパってどこにいるの?」と聞かれたとき、すぐに答えられなかったというエピソードには胸を打たれました。
それでも彼女は、弱さを隠さず発信することで、同じように悩む親たちへの希望にもなっています。
そして、母としての覚悟と責任感が画面越しにも伝わってきます。
次は、そんな歩りえこさんが告白した「大腸がん」について詳しく見ていきましょう。
インスタでの衝撃の投稿が話題を呼びました。
歩りえこの大腸がん公表|インスタで明かされた病状と心境
2025年9月、歩りえこさんはInstagramで突然「大腸がんであること」を告白しました。
その投稿には、淡々としながらも前向きな言葉が綴られており、多くのフォロワーから驚きと応援の声が寄せられました。
ポリープ発覚から大腸がん診断までの経緯
もともとは大腸の定期検査で見つかったポリープ。
そこからの検査で「がん」と判明し、医師からの説明を受けたときは当然ショックを受けたそうです。
本人は「え、私が??」と一瞬思考が止まったと語っています。
個人的にも健康診断で肝機能の数値がE判定になったことがありまして……あのときの「まさか自分が?」感、少しだけ共感できました。
ましてや子育て真っ只中でのがん告知なんて、想像を絶します。
インスタグラムでの告白に込められた想い
歩りえこさんは、あえてSNSで公表した理由を「人生を偽らずに歩いていきたいから」と語っています。
嘘や隠しごとで取り繕うのではなく、あるがままの自分を伝えようとする姿勢に、コメント欄には「勇気をもらいました」「応援してます」の声が溢れていました。
まさに“旅ドル”時代から変わらない、真っ直ぐな人柄がにじみ出ています。
SNSってときどき「映え」や「嘘っぽさ」で疲れることもあるじゃないですか。
でも歩りえこさんの投稿は、フィルター越しじゃなく“生身の人間”としての言葉で、妙に心に刺さるんですよね。
父と兄も大腸がん経験者…家族の支えと希望のメッセージ
実は歩りえこさんの父と兄も、過去に大腸がんを経験しています。
幸いにも2人とも無事に回復し、今では元気に暮らしているとのこと。
家族にがん経験者がいることで「遺伝かも…」という不安もあったかもしれませんが、それ以上に「治る」という希望も同時に持っていたようです。
支えてくれる家族や、子供たちの存在が、彼女の精神的な支柱になっているのは間違いありません。
がんとの向き合い方に悩む人にとって、この事実は大きな希望になるはずです。
では、そんな中で歩りえこさんは現在、どんな生活を送っているのか?
次は仕事・育児・治療をどう両立しているのかを見ていきましょう。
現在の病状とこれから|育児・仕事・治療をどう両立している?
現在、歩りえこさんは手術を控えている状態。
ですが「手術までは仕事も育児もこれまで通り」と語っており、驚くほど前向きに日常をこなしています。
手術前でも変わらず仕事と子育てを継続中
大腸がんと聞くと、すぐに入院や治療のイメージが浮かびますが、歩りえこさんは「特に症状がない状態」とのこと。
もちろん無理はしていないはずですが、それでも普通に仕事や育児を続けているその姿勢は、尊敬という言葉では足りないくらいです。
自分だったら仕事どころか、メールの通知すら見る気力も失せると思います。
それを淡々と続ける強さ。
これはもう、ライフハックとかじゃなく「生き方」そのものですね。
「旅の途中」感覚で前向きに病気と向き合う歩りえこ
印象的だったのは、「この病気も、旅の寄り道みたいなもの」と語っていたこと。
かつて地球を旅していたときのように、今は自分の体と向き合う“内なる旅”の真っ只中だと。
その捉え方がとても歩りえこさんらしく、素直に感動しました。
筆者としては、どうしても日常の中で“異常”を恐れてしまいます。
でも彼女のように、予期せぬ出来事を“寄り道”として受け入れる姿勢は、人生をより豊かにしてくれるヒントなのかもしれません。